相手を動かす文章を書く
2008年02月07日
相手を動かす文章の法則をご存じだろうか?
相手の心を動かす文章には、たった一つの共通原則がある。
全く同じことを書いているのに、
伝わる文章と伝わらない文章がある。
少し古臭いが、ラブレターなどは伝わる文章の代表例である。
少し学生時代に戻って想像してもらいたい。
朝、机の中を見たら小さく折りたたまれた手紙が入っている。
「昨日はそんな紙を入れた覚えがないのに・・・」と思いながら
その手紙を手に取ってみる。
恐る恐る手に取ったその手紙は、くまの絵が描かれた
“かわいいシール”で厳重にに閉じられており、手紙の右下には
自分の名前が書かれている。
もちろん、中間テストで書き殴った、自分がいつも書く汚い文字ではない。
一文字一文字が真剣に書かれた力のある、そして愛情が垣間見える文字である。
期待に胸をふくらませ、
その手紙を開封するあなた。
開封後の手紙には、一言。
たった一言、こう書かれていた。
「○○君へ。放課後○○にて待ってます。」
何人がこの手紙の指示に従うだろうか?
おそらく、10人に9人は、同じ行動を起こす。
つまり、待ち合わせ場所にいくだろう。
相手に届く文章というのは、こういうものである。
ラブレターが伝わる文章として強烈な理由は、いろいろ
あるのだが、もっともポイントとなるのは
【ターゲティングが極めて明確】
であるということ。
このラブレターが万人に書かれていたら間違いなく、
伝達力は弱くなる。
世間には、大衆に向けたメッセージが溢れている。
あなたの文章は、伝わっているだろうか。
矢野