「最近の考え事」
2007年12月14日
シェイクスピアのハムレットでは無いですが、働く理由が「自分のため」か
「世のため人のため」か、という二元論的な考えに最近思考が巡ります。
純粋に自分のため、世のためと割り切ることは、そもそもありえないことかもしれませんが、
強いていうならば、いずれかに軸を置いている人が大多数ではないかと思うのです。
もっというと、自分のために働く人が殆どでしょう。
先日、新聞を読む人と読まない人の違いについてある経営者と話が盛り上がりました。
その中で、新聞を読まないということは、世の中と関わりたいと自覚していないことだと
いう定義が出ました。
マズローの欲求の段階では、帰属の欲求がありそのため人はあるグループに所属したがる
という話はよく聞くところですが、世の中に関わるという感覚はどこかに帰属するのとは
明確に違うものと思われます。
世の中に関わるために、その関わり方としてある組織やグループに属するという考え方も
あるでしょう。
もしくは、世の中と関わるために商品を仕入れたり技術を磨いたりもいたします。
また、世の中とは水平に全世界に広がるものと、先祖や子孫につながる垂直に広がるものと
があるように思います。
水平的に、垂直的に世の中と関わるために自らの活かし方として「働く」という認識を
持って仕事に取組むことは可能でしょうか?
自分という個がもっとも幸せな状況が世間様との調和であるなら、単純な「自分のため」
「世のため人のため」の選択になることなくスッキリと仕事に集中できる気がします。
いつかそのような姿勢を獲得したい。
シニアコンサルタント 吉田淳