『素直さ』について考える(2)
2007年11月12日
以前、『素直さ』が大切なものではないかという内容を書かせて頂きましたが、
今回は、その『素直さ』を継続して持つためにはどうすればよいのか考えたいと思います。
前回、『素直さ』を以下のように定義しました。
”ある情報が自分の頭の中に忠実に再現される状態”
このような意味での素直さを持ち続けるには、
日々の自分の言動や振るまいを振り返る必要があると思います。
あの場面で、どんなことを考え、どんな行動に出たかをできるだけ詳細に振り返りたいものです。
落ち着いて振り返ることができる環境を定期的に創ることが必要ではないでしょうか。
素直になれない状態でいくら振り返っても全く意味がありません。
湯船の中、大自然の中など、リラックスできる状態で
振り返りをすることが習慣化できればよいと思います。
では、このようなことをどれ位続ければ『素直さ』は完全に身につくものなのでしょうか?
松下幸之助翁いわく
「たえず日常の行いを反省すると同時に、とらわれない広い視野に立って物事を
判断したかどうか、きのうの行い、きょうのできごとに、とらわれない広い視野に立って
物事を判断したかどうか、一年、二年、三年と続けて約30年を経て、素直の初段とも
いうべき段階に到達することもできるのではないか」
残念ながら、『素直さ』は一朝一夕で身につくようなものではないようです。
しかしながら私自身振り返ると「もし、あのときにこういう素直な心があったなら」ということは
仕事やプライベートでも多々ありました。 あきらめたくはありません。
みなさまの周りにおいて素直の段位者とよべるような人はいらっしゃいますか?
もし、私と同様に素直さを継続化させたいと思われているならその人の習慣を是非参考にしてみて下さい。
組織変革マネジメントユニット
佐藤