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イチローに学ぶ(3)

イチローに学ぶ(3)

2007年10月24日

 

「ぼくは何でもできたいし、また、そうでなければいけないと思う。」


イチローが走・功・守、全ての面で活躍した試合後のインタビューでのコメントです。


イチローの個人的な思いもあるでしょうが、今のチームでの自分の立場を考えて、

いわゆるチームからの「期待役割」という面で、求められることだと認識しているからです。

イチローは、走る(盗塁は毎年30?40はする)打つ(年間安打200本は余裕)

守る(毎年ゴールデングラブ賞をとる、レーザービームと言われるほどの強肩)

全てに優れています。

唯一のウィークポイントは、強いて挙げればパワーです。

イチローはメジャーにきて、周りの選手の体が大きく、ホームランを軽々打つ姿を見て


「遠くに飛ばしたい。」と思っていた時期があったそうです。

自分の短所であるところを、まざまざと見せ付けられたからということもあるでしょう。


しかし、そればかり考えていた時期は、打撃も不振でした。


それから考えたイチローは、「遠くに飛ばす」という考えを辞め、本来の安打を打つ

ということに集中していきました。

当然のごとく打撃も好調に戻ることができたのです。

「短所を補うことは辞め、長所を伸ばす」ことに切り替えたの結果です。

ぼくは個人的にも、短所を補うことより長所を伸ばす方が良いと思っています。



スポーツの世界でも、一般企業でも、短所を補おうとさせるコーチ、また企業で

いえばマネージャーはたくさんいると思います。

最終的にチーム・企業にとって、個人にとって最もお互いが不幸であるのは

個人の能力を最大限に発揮できないことだと思います。

短所を補うことでその人の能力は開花するのでしょうか?


実際イチローは、プロに入って2年は1軍に定着できませんでした。

当時の監督に「振り子打法」を批判され、またイチローもそれを頑なに

受け入れなかったからという背景があります。

しかし監督が変わった3年目、監督は「振り子打法」を受け入れ、

イチローのその才能を見抜き、見事に開花させました。(210本安打達成)

短所と思い込んで修正させようとした結果と、長所をいかんなく伸ばした結果の差です。



みなさんは「短所を補う派」ですか?「長所を伸ばす派」ですか?


第1ユニット 佐々木啓治

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