映画から学ぶ
2007年10月17日
私は音楽を聞くのが本来の趣味なのですが、
私の好きなジャンルの音楽は所謂クラシック音楽ですので大抵時間が長いものが多いです。
オペラなら数時間、交響曲でも1時間以上・・・。
仕事が忙しいので音楽会にはもう10年くらい出かけていません。
CDも買っても聞く時間が無い(聞くだけのエネルギーを用意する意味も含めて)ので
もう5年くらい何も買っていません。
そんな私が数年来自分の時間を過ごす友としているのがDVDによる映画鑑賞です。
ビデオの時代は余りレンタルビデオ屋さんにもいかなかったのですが
DVDが安くなってきた昨今ではよく買い、よく見ます。
映画を見ていて気付くことがひとつあります。
それは、全ての登場人物は欠点(その人らしい)を有していることです。
欠点の無い人ばかりが登場する映画はきっと面白くないでしょう。
欠点があるからこそ登場人物は魅力があるのだと思っています。
そういう視点を持ち始めてから、人の欠点がいとおしくなりはじめました。
友人や両親の欠点に自らの心を騒がせていたり、結果他罰的になっている面が少なくなかったのですが、少しづつ改善されています。
具体的には父親との関係が平和になってきました。
最近見た映画で好きな台詞を紹介します。
「Shall we dance」ハリウッド版でリチャード・ギアが主役をやっているものがありますが
リチャードギアの奥さん役で私の大好きな女優であるスーザン・サランドンが夫婦の話を
探偵にするくだりがあるのですが、
「人の人生は多くの場合大した意味を持つ事は少ないが、そばにいる人がその人の人生を
見ていることによって目撃者(witness)=証人になることが出来る。そのことで人の人生に
意味が生まれる・・」のようなことを言います。(正確に記憶していないのですが)
私も多くの人に証人になっていただきながら日々を送らせて頂いていることに感謝したいと
思うと同時に、周囲の人の人生に対してどれだけ“witness“足りえているか反省いたしました。
第2ユニット 吉田