緊張はするもの
2007年10月01日
初めて挑戦することや、多くの人の前に出るときに緊張してうまくできないことがあるかと思います。
私も結構緊張するほうで、緊張することによる失敗やデメリットのほうにばかり目が行っていたため、どうすれば緊張しないようになれるだろうか…と考えていました。しかし今ではそもそも「緊張しないようになる」という考え自体が間違っていたと思っています。
そのきっかけとなったのが日本舞踊の師範をしている私の母で、その母がある公演の冒頭で2000人を前に堂々と口上を述べていたのを見て緊張しないのか不思議に思い尋ねてみると、「何回やっても緊張はする、それは避けられないことだ」という返事が返ってきたことです。もし自分なら緊張して声は通らず、おかしな文章を述べていたことでしょう。しかし母は緊張しながらも堂々と口上を述べていました。
それ以来緊張はするものとして、「場数を踏む」「自分がやることを理解しておく」「事前に入念な準備をしておく」といったことによって緊張することを克服しようと考えてきました。
もし緊張しないようになりたいと考えておられる方がおられましたら、考え方のスイッチを切り替えてみられてはいかがでしょうか?それが緊張
を克服する一番の近道なのかもしれません。
名古屋支店 下司