人事制度運用のキモ
2008年07月25日
人事制度では『何を』『どのぐらい』やればどんな評価になって、どんな金額が賃金としてもらえるのかということを決めていきます。
ただ、我々のようなコンサルタントが『はいどうぞ』と作ってしまったお仕着せの人事制度は往々にして運用が上手くいきません。現場で運用できないのです。
だから現場を動かすマネージャーの方々を巻き込みながら設計をしていくことで、現場にそぐう制度を作っていくわけですが、このとき自社のビジョンや戦略といったものを実践していく営業計画や人材育成計画といった事業計画をマネージャーが理解しているかどうかが活用できる人事制度を作るキモになります。
つまり、直接部下の指導に当たるマネージャーが、部下の『誰』に『どんなスキル』を身につけてもらうことが、自社が成長することに繋がるのかというイメージを持っておられるかどうかということが人事制度を運用するためのキモとも言えます。
ですから、もし今後人事制度を改革される計画をお持ちでしたら、事前にマネージャーの方々と事業計画の共有をされてはいかがでしょうか。
名古屋支店 下司