受け入れて、それから・・・
2008年05月17日
部下育成の考え方は、いろいろとありますが・・・
●先日、ある企業の中堅マネージャーの方から
こんな質問をもらいました。
「 部下にどうやって接していいか分からないのです。 」
その方いわく、自分自身は「上司の命令が全て」という
いわゆる軍隊式のマネジメントを受けて きたので
部下に対して、それ以外の方法で接することに
大変な抵抗があるとのことです。
●例えば、本屋に行けば「コーチング」が
現代の人材マネジメントにおいて
とても優れているものだと紹介されていますが
その方からすると、「コーチング」的な発想で
部下に接することが考えられないのです。
●時代の変遷とともに、マネジメントのあり方も
少しずつ変化しているものだとは思いますが、
個人的には、本質はあまり変わっていないのだと思います。
マネジメントという概念自体は、比較的近代のものですが
「人身掌握術」というジャンルになれば、キリストの時代まで
遡れる話となります。
「人の心を動かす」ということにおいては、
ある種の普遍的な成功法則があるのです。
●それは、まず
「相手の存在を認める」 「相手を許す」
ことから始まります。
「あなたは今のままで十分なのです。」
というメッセージを発することです。
無理に褒めるというところまで発展しなくてもいいのです。
それよりもまずは、ありのままの相手を「受け止める」ことが大切。
これは、自分自身にも言えることでしょう。
●そして、ここからが重要なことですが
受け止めた後には、必ず「導く」という作業が必要です。
部下と上司の関係においては、相手の存在を受け止めるだけでは
不十分なのです。本当の意味で理想の関係になるには
上司が「導く」という作業をすることが欠かせません。
相手に委ねるだけでなく、導く姿勢が大切です。
●しかし、心の優しい上司であればあるほど、「受け止める」ことは
できても「導く」ことができない方が多いです。
受け止めるあまりに、部下と一緒になって目線が
低くなってしまう人も多いぐらいです。
部下も人間ですので、自分と同じような目線に
なってしまう人のことを誰も信用しませんよね。
●「受け止める」それから、「導く」。
この両面が動き出すと、部下の成長スピードも
加速度が増します。
マネジメントにもセオリーと順番が大切です。
名古屋支店長 西田敬一


