美容院にて
2008年05月03日
「いやね、独立するにもリスク高いですし、逆にこのままでも
果たしてどうなんだろう?って思ってるんです」
●仲の良い美容院の店長から聴いた言葉です。
でも最近、あらゆる場面で聴く言葉でもあります。
団塊ジュニアの僕らの世代、今、優秀なマネージャーほど
将来に対して揺れる気持ちが高い。
●「会社に対しては、不満はあまりないです。」
「社長も自分をよくしてくれて、恩があるし。」
「独立しても、この飽和した美容院業界で
果たして生き残れるか不安ですし・・・」
「それでも、このままでいいのか?って
気持ちになるんですよ。」
●自社が成長するために、ある程度の犠牲を払いながら
貢献をしてきた。そして、相応のキャリアも獲得した。
「何が何でも、絶対にトップを目指す!!」という、
初心を忘れているわけではないが、どこかに、
現状の暮らしに安心してしまっている自分もいる。
●そして、後輩がどんどん入ってくる。
自分の成長のためだけにガムシャラに働いてこれた
過去が、今では、懐かしくもあり、羨ましくもある。
自分だけのためではなく、意図していなかったところで
誰かのために働かなければならない状況になっている。
今では、ただの従業員ではなく、ある種経営サイドの社員。
●優秀なマネージャーの数こそが、組織の持続的発展を
可能にすると思いますが、団塊ジュニアの優秀な
マネージャーに共通する悩みも多い様です。
その一つが、成熟産業における独立問題。
●成長産業においては、マーケットの広がりが予想される分
独立していく人が多いのも当たり前と言えば、当たり前です。
今後も市場が拡大すると予想できるからこそ、リスクも
とりやすくなるからです。
しかし、成熟産業においては、「この先どうなるか分からない」
という思いがみんなの本音ではないでしょうか。
だからこそ、下手に外に出れば、野垂れ死にしてしまう可能性も
高くなってしまうと考え、なかなか決心できないマネージャーが
多いのです。
●しかし、マネージャーもただ決心が出来ないのではなく、
経営者が悩んでいるのと同様に、彼・彼女も
一度しかない人生の岐路で、迷っているのです。
成熟産業においては、経営者からすると、
「まさか、こいつが!!!!」なんて、忠誠心の高い人が、
意外に思い切った行動に出る時がある様です。
まさに寝耳に水。
そうならないためにも、
・自社内に、更なるキャリアパスが引かれている
・マネージャーとの絶え間ないコミュニケーションが取れている
そんな状態が望ましいです。
●力量のある人が、末長く働いてもらえるような
環境を可能にする仕組みを社内に持つ。
意外な人の「その気持ち」を事前に察しながら、
長期に渡って発展する絵がかけるかどうかが勝負。
団塊ジュニアの優秀なマネージャーを持つ経営者の方へ。
「あなたは、本当に彼・彼女の人生を、真摯に考えていますか?」
名古屋支店長 西田 敬一


