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社長とNO2の関係 Vo2

社長とNO2の関係 Vo2

2008年04月12日

 



前回、創業時における社長とNO2の関係が、社長のギアチェンジとともに



崩れていくという話をしました。




●社長も意図せず、成長速度が上がっているときには、NO2を否定してしまいます。



 「これまでの君ではいけない、この先を更に良いものにするために



 どうか、君も成長してくれ。」



 社長はこんなメッセージを発しているのです。



●ところが、NO2にはそんなに綺麗な言葉には聞こえません。



 「いきなり成長しろと言われても、何をどうすればいいんだ?」



 「これまでだって、十分にあなたのフォロー役を担ってきたのに・・・」



 こんな気持ちがだんだん加速していきます。



 「だいたい、いつも社長はそうだ。自分のことは棚に上げて、人にばかり要求する。」



 「だいいち本当に社長が成長しているなら、こんな冷たい当たり方はしないだろう。」



  ・・・・・・・・・



 お互いの意図とは離れたところで、憎悪が増していきます。



 この関係が続けば、最終的には「決裂」に繋がります。



 組織が変化するには、常に一定の割合で細胞(個人)を新しくする必要があるので



 企業が成長するにあたり、このような変遷を辿ることは、ある種宿命であるかもしれません。



 しかし、もし社長がこの様な変遷を好まないのであれば、とって置くべき施策が幾つかあります。



 1:社長と共通体験を積ませ続ける (共通言語を伴った体験) 



 2:「ビジョン」を初めから共有しておく (向かう方向を確認し続ける)



 



●このうち2に関しては、社長の思考変化により、ビジョンそのものも変わってしまうことが



 あるので、起業時から全てを共有しておくことは不可能かもしれません。



 ただし、この先どうしたいのかを常に話し合っておけば、それほどお互いの認識に



 差が開くことはありません。



 問題は、1に関してです。 



 これは最低限絶対にやらなければいけないことだと思います。



 「俺は成長しているから、お前も成長しろ」と言葉をかけるだけでは、NO2には分からないのです。



 実際に、社長がどんな人物に会って、どんな書籍を読んで、その影響をどう考えて



 どの様に変えていきたいと思っているのか。



●とにかく社長が見たもの、触ったもの、感じたこと、全てを教え込む必要があります。



 当たり前のことに思えるのですが、実はここが一番難しい。



 なんたって、これまでは阿吽の呼吸でコミュニケーションを取ってきたのですから。



 この阿吽の呼吸のおかげで、会社が成り立ってきたので、いきなり「こと細かに説明する」



 なんて面倒くさいことは、通常できないものです。



●このコミュニケーションのあり方こそが、一番変えなければいけないポイントです。



 社長とNO2の思考に差がついてしまう前に、変えなければいけません。



 逆に、NO2との関係が非常に良好であり続ける企業では



 この共通体験や、コミュニケーションの取り方が上手いです。



●だからと言って、NO2が何もしなくてもいいと言うわけではありません。



 NO2も、社長の変化の兆しを感じ取らなければいけません。



 変化の兆しは、「社長の言葉が変わる時」です。



 今まで社長の口から聞いたこともないような言葉が出てきたら要注意。



 社長がステージをあげる瞬間です。こんな時は、すかさず共通言語として取り入れましょう。



 社長とNO2の関係を上手く続けるには、お互いに思いやる心が必要なようですね。



 名古屋支店長 西田敬一


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