社長とNO2の関係 Vo1
2008年04月11日
皆さんの組織には、NO2と呼べる存在がいますか?
●多くの企業を見ていくと、創業者が起業する際、自分の右腕と呼べるような
心から信頼できる人物の存在がそこにあります。
まさしくNO2と呼ぶに相応しい存在です。
経営者の気持ちを察し、阿吽の呼吸で業務を進めてくれる頼もしい存在。
創業当初のNO2の役割は、社長があまり得意としない分野の担当者となる事が多いようです。
細かい作業の苦手な社長には、細かい作業が得意なNO2。
企画が得意な社長には、営業が得意なNO2。 などなど。
●ある種、起業する際のリスクヘッジとも言えましょうか。
全く同じ様な能力・思考しか持たない人物と一緒であれば、創業時から外部環境へ適応できる
範囲が狭くなるので、本能的に「初めから異質な才能を取り込んでおくこと」を考えるのです。
企業が社長の「個人商店的な段階」であれば、この相互補完的な関係は非常に望ましいものです。
●ところが、社長個人の成長ステージが上がる瞬間、その両者のバランス関係が崩れだします。
・社長が他業界の経営者と頻繁に会うようになる時
・社長がこれまでにないぐらいの勉強を始める時(セミナーへの参加・大量の読書)
・社長個人の会社から、事業の意義を見出し、本物の企業に変わろうとする時
小さなきっかけが少しずつ社長を変化させていきます。
もともと社長は、一般的な人よりも気付きが多く、また、せっかく気付いても行動に移さないと
お金には換金できないので、行動力も高い人が多いです。
そんな特性から、社長も意識していないほど、一旦ギアチェンジが始まれば
驚くほどのスピードで変化していくものです。
●この様に、社長は知らず知らずのうちに変化していくのですが、
今までの目線や世界観が変わる瞬間、
これまでのNO2の存在が急に物足りなく思えるのです。
●社長も意図している訳ではないのですが、この時期妙にNO2に冷たく当たってしまうのです。
「自分はこれだけ成長しているのに、あいつは未だに昔のままだ」
「他の企業のNO2はあれ程しっかりしているのに、給料はうちのNO2ほどももらっていない」
「創業当初はお互いの能力の差はなかったのに、いつのまにかその差が開きすぎている」
こんな話をよくお聞きします。
●NO2にとっては非常につらい時期となります。
社長の一言一言が、まるで自分の存在を否定している様に思えるのです。
勿論、社長はNO2の目線を上げようと、「このままではいけない」というメッセージを
送っているだけなのですが、NO2にはその様に受け取れないのです。
自己否定を受け続ける感覚を持つNO2は、「自分がこの場にいてはいけない」
そんな感覚に陥ることでしょう。
それでは、そうならないための施策はあるのでしょうか。
次回は、社長とNO2の成長期における関わり方という視点でお伝えします。
名古屋支店長 西田敬一


