2代目経営者のステージアップ
2008年04月03日
私達のお客様には、2代目や3代目の経営者の方も多い。
●創業者と2代目は、同じ経営者でもタイプが
異なるケースが多いようです。(と言うかほぼ真反対)
創業者が「いけいけドンドンのタイプ」であれば
その2代目は「石橋をたたく慎重なタイプ」が多い。
また、創業者が「対人能力に長け、人を魅了することが上手いタイプ」であれば
2代目は「仕組みを作り、その中で人を機能させることが上手いタイプ」が多い。
更に、創業者が「トップダウン・ワンマンマネジメント タイプ」であれば
2代目は「ボトムアップ・納得・共感マネジメント タイプ」などなど。
勿論、その時々によって時代のトレンドもありますから
一概に違いだけは強調できませんが。
●いずれにせよ、多くの中小企業を見ていると
ひとまずは先代と相反するカラーを持つことから
「2代目の挑戦が始まる」と言っても過言はないようです。
その挑戦は、同時に、幼少期のころから続く「親との関係」
への挑戦にも見受けられます。
一体どうしてそんなことになってしまうのでしょうか?
●子供にとって親は、常に二面的な要素を持つ参考人物です。
社会と渡りあるくために必要な人格を形成する上で
必ず対象とされる存在です。 (ある種のベンチマークとでも言いましょうか)
通常、よほどのことが無い限り、親のいい面と悪い面の二面を
無意識に見ているはずです。
「うちの両親のこんなところが大好きだ」「こんなところに感謝している」
と思う反面、同時に、「両親のこんなところは、私が親になっても真似したくない」 などなど。
ごく普通の友人関係や上司・部下との関係においても、こんな考えで接することもあるでしょうが
親子の関係ほど、自分の人格形成において「判断基準」となるぐらいに
深く考えることは少ないでしょう。
●企業において世代交代が行われ2代目の時代になると、
真っ先に2代目が取る行動は、「親の時代のいい面」の追及ではなく
「治さなきゃいけない」「足りない」などの経営における修復作業である場合が多いです。
ですから、親とは反対のキャラクターを演じることになるのです。
まさに、親子関係への挑戦がはじまるわけです。
また同時に、心のどこかで「親の残してきた功績を超えていきたい」
という心も芽生えていきます。
何かと創業者と比べられてしまう2代目経営者の対峙する気持ち
としては、当然のことだと思います。
●しかし、ある一定の挑戦期間が終了すると(多くは、親の功績を超えることができると)
次のステージでは、親の存在全てをありのままに受け入れることができます。
そして、ここが肝心なところですが
自身の「真の経営スタイル」に出会うのです。
本当の意味で、自分自身の「理念」が確立される瞬間であります。
親への挑戦 ⇒ 戦いの勝利 ⇒ 自分自身への問いかけ ⇒ 新たな意味の発見
2代目経営者がステージをあげるには 上記のような
経験のプロセスが経られているようです。
名古屋支店長 西田敬一


