ネットの意思と組織の関係
2008年03月29日
最も大切にしている本の一つに、「ウェブ時代をゆく」 梅田望夫 著
という書籍があります。
■たった1冊の本との出会いで、人生が変わってしまう瞬間があります。
そういった本には、今までの自分の考え方すら変えてしまうほどの
パワーがあるものです。この本は僕にとってまさにそういうものです。
■これからのウェブ時代にあたり、いかに働き、いかに学ぶかという
視点で書かかれています。経営者の方とお話をしていると
「ウェブと言われてもピンとこない・・・」
「正直、面倒くさいのは苦手なんで・・・」
などと、ウェブやITという言葉を出すだけで
拒否反応を示される方もいらっしゃいますが
この本は、そういったウェブの技術について書かれたものでは
ありません。あくまで、これからの世の中の可能性と方向性
その流れに対してとるべき「個人のスタンス」が書かれているのです。
企業経営においても一つの指南書になるものでしょう。
■特に印象的なのは、「インターネットの意志を追求していくと
それは、全世界の全ての情報の開示・共有である」ということです。
言ってみれば、人類の全叡智がネット上に終結していくわけです。
その中心に、グーグルという先端企業が、全世界に散在された知の破片を
編集し、情報を整理しつくすことを目標に活動しています。
■インターネットが「開放性」をもとに発展していくものなら
組織内部でもこれに等しい発展の仕方を追求しなければなりません。
・悪い情報だけ隠す
・都合のいい情報だけを流す
今まで当たり前のようにされてきた、企業による
情報コントロールが、効かなくなる時代が、すぐ目の前まできています。
誰も彼もが、自分の意見を表現でき、それを第三者に簡単に
知らせる手段を手にしているからです。
■企業が社員を監視する時代から、社員が企業を監視する時代へ。
ネットの意志を追求すれば、これまでの組織のありようが変化していくはずです。
「共有」と「開放」を前提とした、組織作りが、企業の飛躍を担うのではないでしょうか。
名古屋支店長 西田敬一


