二項対立自体を疑え
2008年01月10日
優れた知性とは二つの対立する概念を同時に抱きながら、その機能を充分に発揮していくことができる、そういったものである。
恐らく村上春樹さんが1979年に創ったコトバだ。
「風の歌を聴け」というデビュー作の中に登場するコトバ。
僕はこのコトバと20年前に出会った。
作品の中では、登場人物がある本の中に書いてあったコトバだと言っているが、出自は作者である村上さんなんだと思う。
当時はこのコトバに何も感じなかったが、仕事をするようになって、繰り返し自分に言い聞かせるコトバになった。
こちらをやるならそちらはできない。
対立する設問自体を無自覚に受け入れることに対して無性に腹が立つ。
ORではなくAND。
どちらかではなく、どちらもできるように考え実行する。
与えられた問題を解くことを競うのは学生時代だけで充分だろう。
問題設定の枠組み自体を問う姿勢で目の前の現実に向き合いたい。
それがCMSという「場」のルールだ。


