「社長としてやらなければならないことは明確でした。でもその『具体的方法』がわからなかったんです」
株式会社ヤマグチ 代表取締役社長 山口 繁氏
産業機器、メカトロパーツ、機械加工及び板金製部品の制作・専用機・生産設備装置の設計及び制作、据付を行う株式会社ヤマグチの代表取締役社長・山口繁氏に「社長としてやらなければいけない事」とその「具体的な方法」について話を聞いた。
--ヤマグチ様の実態についてお聞かせ下さい。
「 1957年に山口金物店として始めた商売がスタートです。私はサラリーマンを7年経験した後、1985年に家業を継ぎました。その頃、父と母そして3名のスタッフで月に2000万円位を売り上げる会社でした。」
--企業が成長を続ける中でどのような心境の変化が生まれたのでしょうか?
「 2002年頃ですか、若さに任せて突っ走って来た今までに比べて、これからの自分の時間の有限性を意識し、社長として次代の為にやらねばならない事が明確に見えてきました。「家業」から「企業」になろうと決断したんです。そのためにやらなければいけないことも明確でした。」
--企業成長のためにやらなければいけないこととは何だったのでしょうか?
「身の丈にあった成長を続けて行く為にも一旦立ち止まって会社を再度見直し、捨てるもの、換えなければならないもの、換えてはいけないもの、共有出来る夢を全員で考え、本当の自力を付けることが大切だと考えたました。結果、下記4つを実行することを決意しました。」
1.社員の意識革命と客先に向けた変革のアピールとしてISO9001への認証取得
2.求人活動/新卒採用に向けた社名の変更
3.新しい分野への挑戦(製造業への進出)に向けて有限会社ヤマグチエンジニアリングの設立
4.3年後の新社屋の建設に向けて隣接地に200坪の土地の確保
--なぜチェンジマネジメントシステムを知ったのですか?
「きっかけは以前採用を手伝って頂いた会社からの紹介でしたが直ぐには契約せず、情報収集をして、大手のコンサル会社にも相談しました。」
--そんな中なぜチェンジマネジメントシステムを選んで頂けたのでしょうか。
「選んだ決め手は2つです。1つは『ビジョン共有』から『人事制度構築』『営業スキルの向上』『マネージャー教育』など当社が必要なものの殆どがワンストップで手に入ることでした
2つ目はできあいのシステムを押し付けられるのではなく一緒になって我々に合うものを提供してくれそうだったからです。
--では具体的にどのように課題を解決していったのでしょうか?
「チェンジマネジメントシステムが提案してくる解決策は全て具体的な方法まで落ちていました。どのようなことを行ったかというと下記の7つです」
1.ビジョンの共有を実行→ヤマグチという会社の歴史、存在意義、目指している方向を社員と共有。
2.顧客価値の見直し→単なる機械商社としてではなく「どこよりも親身でスピーディーな対応力」で「お客様のお困り事に対応する解決力」を定着させることで競合他社の一歩先をいく。
3.お客様用資料の見直し→「新規開拓用」の営業資料を作成。
4.営業担当者の進捗管理→新たな顧客価値のもと月次会議にて新規開拓の進捗を追う管理。
5.営業向けマニュアルの整備
6.新規開拓のために営業研修、マネージャー研修の実施
7.社内でロープレを実施し、それを評価していく仕組みを導入
8.「家業」から「企業」への変革を実現する人事制度の構築
--導入後の効果を教えてください。
公正な人事制度が整い、若手社員の新規開拓営業力が向上し、ビジョンに一歩近づくことが出来ました。また、売上は2005年で売上20億円を達成しました。」
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・トップダウンからミドルアップダウンへという言葉がヤマグチ様の変革のキーワードでした。
・出会った当時山口社長は「今の仕事は俺の人脈というポケットから発展してきたもの。しかし、これからは今居る社員が自ら事業を、お客様を開拓していかなければならない」とおっしゃっていました。
・現在のヤマグチ様には、自ら戦略を考え実行する幹部とそれを実現する若手リーダーが育ってきております。 ・新規開拓への積極的なアプローチが比較的少ない同業の中で、目覚しい取り組みと成果を出されているヤマグチ様には今後とも目が離せません。 |